ピッキング対策の基本を解説!防犯性の高い鍵の種類も紹介
空き巣や強盗被害のニュースを見聞きすると、「自宅も被害に合わないか」と不安になりますよね。「ピッキング対策として、具体的にどのような方法があるのかを知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
 
住宅や事務所、店舗などへの侵入被害を防ぐためにも、ピッキング対策は重要です。
 
今回の記事では、ピッキング対策の重要性や具体的な対策方法、防犯性の高い鍵の種類をご紹介します。ピッキング対策をしたいと思っている方に向けて、カギ王のサービスもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
 

ピッキング対策の重要性

ピッキングは、専用の器具を鍵穴に差し込み、鍵の内部の部品を動かして開錠するもので、鍵の種類によっては数分程度で開けられるので、周囲に気付かれず、知らないうちに侵入される危険性があります。
 
住居に侵入される被害は、住人が外出している時間を狙ったいわゆる「空き巣」や、住人が寝静まってから侵入する「忍び込み」の他に、「居空き」という住人が在宅していても、入浴中や洗濯物をベランダで干している時などの隙を狙っておこなわれるケースもあります。警備会社ALSOKによると、空き巣の多い時間帯は朝8時~夜22時、忍び込みは夜22時~朝6時、居空きは朝8時~夜22時で、その中でも12時~14時頃がピークとなっています。
 
参考:空き巣をはじめとした侵入盗の手口と時間帯について
 
特に、人通りが少ない環境で、隠れる場所がある、玄関が見えにくい一軒家や、誰でも出入りができるオートロックのないアパートやマンションは狙われやすくなります。中でも、独り暮らしの高齢者や女性はより注意が必要です。
 
さらに、旅行や出張などで長期間家を空ける場合、夜間に電気がつかない、郵便受けにチラシが溜まっているなどで、不在を判断され、侵入されるリスクが高まります。
 
このように、外出中、在宅中に関わらず侵入される危険性がありますので、ピッキング対策を講じることは非常に重要です。
 

ピッキング対策の基本

ピッキング対策の基本

では、実際にピッキング対策にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、ピッキング対策の基本をご紹介します。
 

サムターンカバーを使う

空き巣の侵入手口として、サムターン回しというのがあります。これは、ドアスコープやドアポスト、ドアの隙間から特殊な工具を差し込んで、室内にある鍵を回して開ける方法です。
 
そのため、室内の鍵にサムターンカバーを取り付けて、外部から工具で回せなくすることによって侵入を防ぐことができます。取り付けが簡単なものが多く、手軽にできる対策のひとつです。
 

ピッキングされにくい鍵を使用する

最も確実な対策が、ピッキングされにくい防犯性の高い鍵を使用することです。築年数が長い住宅や集合住宅などの場合、ディスクシリンダーという鍵が採用されていることが多いですが、これはピッキングがされやすい鍵です。また、鍵の片方だけがギザギザのタイプのピンシリンダーもピッキングがしやすい鍵になります。
 
そのため、現在使用している鍵がディスクシリンダーやピンシリンダーの場合は、ピッキングされにくい鍵に交換した方が良いでしょう。
 
以下で、ピッキングされにくい鍵の詳細を紹介します。
 

ディンプルキー

多くのメーカーから発売されている「ディンプルキー」は、防犯性の高い鍵として知られています。
 
鍵の表面や側面に小さなくぼみがあり、3方向にピンがついていて、それぞれのピンの高さが一致しないと開かない仕組みになっています。
 
ピッキングの際は、鍵穴に細い工具を差し込んで、内部のピンを正しい高さに揃えていって開錠します。ピンシリンダーのピンの数が5~7本程度であるのに対して、ディンプルキーは10~25本と多く、正しい位置にそろえる作業が難しくなります。
 

ロータリーディスクシリンダー

ピッキングされにくい鍵として、「ロータリーディスクシリンダー」もあります。
 
見た目は従来のディスクシリンダーと同じくギザギザしているタイプですが、鍵穴の内部に、「タンブラー」や「ピン」と呼ばれる小さな部品が並んでいて、正しい鍵が差し込まれるとそれらが動いて施錠や開錠ができます。複数並んだタンブラーに切り欠き(くぼみ)があり、全てのタンブラーの切り欠きを揃えないと開錠できない仕組みで、内部にはダミーの切り欠きもあり、正しい位置を感覚だけで探るのが非常に難しいため、ピッキングによる開錠が困難だとされています。
 
ロータリーディスクシリンダーは、ディンプルキーに比べて比較的低価格なので、取り入れやすい防犯性の高い鍵になります。
 

ツーロックにする

ドアに2つの鍵を設置する「ツーロック」も有効なピッキング対策のひとつです。ツーロックにすることで、ピッキングする鍵の数が増えて時間がかかるので、ピッキングを避ける効果が期待できます。
 
さらに、2つの鍵を異なる種類にすれば、空き巣にとってピッキングする方法が増えるため、より防犯性が高まります。
 

センサーライト・防犯カメラを設置する

センサーライトや防犯カメラの設置も、ピッキング対策として有効な手段です。
 
光を当てられる、録画されるというのは、侵入に気付かれやすくなる、犯行がバレやすくなるということになるので、侵入を心理的に防ぐ効果があります。
 

防犯性の高い鍵に交換するなら

防犯性の高い鍵に交換するなら

東京都内で、ピッキング対策のために、防犯性の鍵に交換したいとお考えであれば、ぜひ「カギ王」にご相談ください。
 
カギ王は、年間10,000件以上の依頼実績のある鍵の専門業者で、24時間365日対応可能で、場所によっては最短10分で現場にお伺いさせていただいております。
 
「ピッキング対策をしたい」というご要望に対しても、豊富な取り扱い商品の中から、専門スタッフがご依頼主様の予算や状況に合わせた鍵をご提案させていただきます。
 
ご自宅はもちろん、事務所や店舗の鍵交換も可能で、最高峰の防犯性を誇る、「ロイヤルガーディアン」も取り扱っております。
 
無料でお見積りを作成しご確認いただいた後、ご納得いただけましたら、作業を開始し、迅速かつ丁寧な作業で鍵交換を行います。
 
なお、ご依頼をいただく際には、防犯上の観点から、ご本人様確認が可能な書類をご提示いただいております。
 

ピッキング対策におすすめの鍵

MIWA PRシリンダー
美和ロックが製造しているMIWA PRシリンダーはピッキング対策に効果的な鍵です。
 
MIWA PRシリンダーには内部のタンブラーが同時に揃わないと回転しないロッキングバーと複雑な形状の特殊なタンブラーが採用されており、ダミーのくぼみも混ざっているので、ピッキングに強い鍵です。
 
ピッキングで侵入しようとする際、5分以内に開錠できないと侵入を諦めるケースが多いというデータもありますが、MIWA PRシリンダーの耐ピッキング性能は10分以上となっています。
 
ロイヤルガーディアン
ロイヤルガーディアンは、ピッキングに対してシリンダーの回転がロックされるという仕組みになっていて、ピッキングが不可能とされるほどの高い防犯性能を備えています。
 
また、暗証番号で鍵を管理するので、本人以外が合鍵を作成することができないようになっています。
 
>>カギ王のサービスの詳細はこちら
 

ピッキング対策は重要

ご自身やご家族の安全や財産を守るために、ピッキング対策は非常に重要です。特に、ディスクシリンダーやピンシリンダーはピッキングしやすい鍵になるので、ピッキング対策という観点においては交換がおすすめです。
 
鍵の交換をする際には、専門業者に依頼することをおすすめします。
 
カギ王は迅速な対応と適正価格で鍵交換サービスを提供していますので、東京都内で鍵を変えることを検討されているのであれば、ぜひご相談ください。